バービーのだのレビュー・感想・評価

コメディと名打ちながら現代社会に対するフェミニズム映画だと思っていたが、逆も然りでバービーという女の子がメインの中で虐げられたケンという存在が人間世界を目の当たりにすることで男だって偉いんだと声をあげる、いわば男だろうが女だろうが重く見られる者と軽く見られる者の立場というものは世界が違えば変わるということだ。その中で極端な考えを見せずお互い平等に扱っていこうというのをバービー人形を通して描いており、ラストはまさかの展開ながらも誰だって何にでもなれるというメッセージ性を感じた。胡散臭い社長とかさせるととてもいい味を出すウィルフェレル。どこか憎めないライアン・ゴズリングは愛おしささえ感じさせる。