「オッペンハイマー」を差し置いて「アカデミー賞音響賞」を取ったと知り、ずっと見たかった映画。予備知識なし。
「The Zone of Interest 」
第2次世界大戦中、ナチス親衛隊がアウシュビッツ強制収容所群を取り囲む40平方キロメートルの地域を表現するために使った言葉、、、、とのこと。
ななな何これ本当最悪なんですけど、、、
見てる人を最悪な気分に収束させる
最高の映画、、
「面白い!」と思っても「退屈」と思っても、見ている人は【無関心】に抉られる。
日本でぬくぬくと暮らしているOLノバタさんなんて、最悪ですよね。
そこで起きていることを冒頭にきっちりと知らされていながら寝かけたもんね。
ウトウトするところまで含めて
「あれ!?終わっちゃった😟」ってなるところまで、、、制作者のおもうつぼ!
メタ的構図で己の無関心を突きつけられて一生のトラウマなんですけど😇
ラストになり、エンドロールになり、
なんてつまらない映画なんだ!
と思うんだけど、
、、、あ、え、あれ?、まじか、そういうことやん、え、やばい、うっわあしんど、、、😑
って気づいた人はなるはず。
そう、「つまーんない」そこでは、
大量虐殺が進んでいて、
叫び声だって、煙だって、
見えていて聞こえていて、
なんなら私たちは歴史を知っているのに、
強烈な音で訴えかけているのに、「慣れ」てしまう。
“ほーら、あんたも、アウシュビッツの隣で何にもないように平然と暮らせて、しょうもないことに関心を寄せてる人たちと一緒じゃん”って、、、
今私たちも、壁の隣にいるのかもしれない。っていうのは往々にして考えられるよね。
ちょっと察する能力は求められます。
リップを試し塗りしてるのとか、灰を撒いてるのとか、歯で遊んでるとか、毛皮のコートを着てるとか、考えたくないけどそういうことなんですね、、、。
平行にただスライドするようなカメラワーク、最小限のカメラワーク、やたらと多い広角のアングル、、、わざとやろ、わざと睡眠導入してるやろ、くそ〜、やられた。
この監督相当趣味悪いよ😩でも大好き。