Yuki

切腹のYukiのレビュー・感想・評価

切腹(1962年製作の映画)
4.0
「名作」とはまさにこのことですね、、、。
脚本、演技、、まさに、魂を感じた。

カメラワークとかも、こんな昔の映画とは思えない臨場感。

会社の大先輩におすすめしてもらって見ました!!!「この映画は素晴らしい」と言っていた意味がわかった。

こんな壮絶な人生見せつけられたら、自分の悩みとか葛藤とか、めちゃくちゃちっぽけに感じるよね。でも現代でも理解できるテーマ。名作は色褪せないなあ、、、

私は映画を見るときにどうしても自分と切り離せないので、過酷な状況に胸が締め付けられたり、大きなものに対してやるせない気持ちになったりした。

時が経つに連れて変わる「切腹」の意味、、、

主人公も、私と同じで生き方が不器用なんだろうな。時代に翻弄されて、運命に翻弄されて、その中で凛として堂々としていて、不覚にも励まされてしまった。
そして、娘や婿や孫を思うその心に涙が出た。めっちゃ関白感あるオヤジが、孫の看病を「拙者がやる!」って優しい声で言ってるのとか、涙出てくるね、、😢
やるせなさを覚えながら婿を見送る背中とか、、、みんな一所懸命で、まさに時代劇。
色んな気持ちに感情が動かされて、文字通り感動したなあ、、、。深いため息が出るストーリー展開、結末。あっぱれです。
Yuki

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