すごくヘンな映画。これ、一回観ただけで分かる人いるんだろうか?
広角遠景に徹した第三者目線のサニタイズされた描写は、見ていて全くエンタテインすることがない。
描かれるストーリーも訴えたいことも、通り一遍の理解は可能なのだが、例えば、ピアノの音に被せられた字幕のシーンとか、暗視スコープで撮ったようなシーンとかは、一体なんだったのだろう?
ググれば済む話なのかも知れないが、あまりにハイコンテキスト過ぎないだろうか。そこにはちょっと、ウェス・アンダーソン 作品にも似たイヤらしさを感じる。
体調がイマイチなこともあり、全く楽しめない映画体験であった。いつか再見してみたい。が、特に急ぐ気にもなれない、そんな作品。