このレビューはネタバレを含みます
これははじめての、音で観る映画。劇場で観れないならわざわざサブスクで観なくて良い。
分かりやすく映画の趣旨を説明するなら、「イカれた家族を紹介するぜ!」なんだけど、これを観てしまうと果たして自分は「イカれた家族」側の人間ではないと言い切れるのか?と問い続けてしまう 小さな町の、小さな学校の、さらに小さな一クラスで起きるようないじめにさえ声をあげることが出来ないのにさ 「自分だけ幸せならそれでいい」という感覚は、きっと誰しも持っている自己防衛であるだろうし、ただそのために他人を犠牲にしてしまうのは悪だというのも分かってる だからこそ、実在したというりんごを配る少女は勇敢だと思う、それが本当に幸せを生んだかは別として………結局その行いも自分のエゴでしかないからね 難しいよ、人のための行いって正解がないと思い知らされた