関心領域のうめのネタバレレビュー・内容・結末

ホロコーストが生活を成り立たせている一家。運ばれてきた人々の下着や化粧品はもちろんその“灰”までも彼らのものになる。
隣家から聞こえる話し声のかわりに悲鳴や銃声、子どもの人形遊びにも影響を与える現場のやり取り。
地味なようで、音も編集も演出もとても映画的。映画的異様さ。
自分がこの一家だったら、どうだっただろうか…と考えたとき、それが一番恐ろしい。

『サウルの息子』や『縞模様のパジャマの少年』を思い出しながら観ていた。