斬新で強烈な違和感と心理的衝撃を残す作品だった
ホロコースト映画は過去にも沢山あるが
描く視点が 全く逆
剥奪する側のみと言う点で
A24ぽい
人権を全て奪い取られる側の姿は一コマも出てこない徹底ぶりなのに
伝えたい事は直球で伝わってくる
カナダから来たのよ
歯磨きの中のダイヤ
彼ら賢いわね
金歯で遊ぶ子供
毛皮コート試着
ここは私の生存圏よ
侵略先のポーランドに絶滅収容所を作り
壁一枚隔てた先で優雅に暮らしてた家族の異様さが現すものは 現代の私達への皮肉
ヘドウィグ役のザンドラヒューラーが
レーベンスボルン
(ナチスがアーリア人の純血種を残すために作ったお産目的施設) で ヒトラーから最も優遇されそうな金髪青い目を持つ女性だから いかにも適役で納得 名演だった
りんご少女の実在モデルが居たこと
収容所内で作られた音楽があったこと
音響効果 絶大 気分が悪くなりそうな程でラストは断末魔そのものだった
