このレビューはネタバレを含みます
ラストシーンは我々が関心を示す領域は国や横の繋がりだけで無く時間(縦軸)の領域を表したのだろうか。
今自分がしてる事、当たり前に起こってる事が数年経ったら価値観が変わる事なんてよくある事だもんね。日々、価値観揺らがされてます。だからこそ、ちゃんとその瞬間瞬間を神妙に感じて生きたい。
見終わった直後よりも見終わってから時間と共にじわじわと記憶に残る映画。
特に起承転結やストーリーでどうこうする映画じゃないので人にはおすすめし辛いがとても繊細な音作り絵作り。
子供たちからしたら隣で何が起こってるかなんて分からないしただ生活が流れていくだけでそれを客観的に見るときみが悪い。そう。本当にきみの悪い映画なんです。
最後の立食パーティーで吐くシーンは無意識なのか意識的なのか分からないが虐殺に対する自分の中の生理的拒否反応なんだろうか。
あの嘔吐で少し安心を感じた。