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関心領域のJのネタバレレビュー・内容・結末

関心領域(2023年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

とにかくすごかった…。はじまって最初の音楽がすごくて即動悸がして、「逃げたい」という気持ちになり…音楽の不穏な感じ、すごい。音の力て凄まじいと思った。生活の中に混じる、轟音、汽笛の音、発砲音、犬の鳴き声、バイクの音、悲鳴、etcに打ちのめされ…。
子どもの様子がおかしかったり、奥さんの実母らしい人が急に帰ってしまったり、そりゃそうだよねと。
小さな光の向こうからやってきた世界が現代だったり、また1945に戻ったり不思議な感じで引き込まれた。
暗視カメラの女の子が何やっているのかいまいちわからず鑑賞後に解説をみて、そういうことだったのかとやっと理解した。
とにかく掃除しているシーン多くて、あぁ意図的だなぁと思った。服やブーツを綺麗にしたり体を綺麗にしたり。それでも拭えないもの、匂いを感じる映画だった。
「あなたもですよ」と。自分の中の無関心に目を向けないと。
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