映画館でみることができてよかった。
伝え方も言いたいことも分かる気はするけれども、じゃあどうしろと、という気分にはなった。
個人の関心領域は自分の置かれたポジションに多分に影響される、という表現は面白いし賛同できる。
けれどもそのポジションを決められるのは必ずしも自分自身ではないし、その認知も周囲がそのポジションに何を求めているか、を汲み取ることにより型どられることを考えれば人と人が相互に干渉しあうシステムのなかで形成されるものの1つ、と捉えられるのかな、と思います。
…ということも見透かされた上で、だからって仕方ないって逃げるのは違うでしょ、みたいなことを言われているような、喉の手前で飲み込みがたい淀みが逃げていかないような映画でした。