ぺぷ

天気の子のぺぷのレビュー・感想・評価

天気の子(2019年製作の映画)
3.9
ラストの3年後の世界の描写での畳み掛けがすごく好きです。
自分が世界のどこに位置しているのか知らない、知ろうとしない主人公たちが、ラストでは自分たちの選択とその責任を受け入れて、そのうえで出来ることを、と考えている変化にはグッと来るものがありました。このシーンのある映画の主題歌の1つとして「愛に出来ることはまだあるかい」という詞をぶつけられるのはちょっとこれはすごいな、と思いました。
能力や知識、経験だけでもダメで、気持ちも両輪で走らせられることを予見出来るからこそのきっと大丈夫だ、なのだろう。

他の方のレビューを読んでいると、主人公のキャラクターのつくりに対して批判的なものもかなり見られることは、確かにそうとも言えるなーと思いました。
主人公を1人の人間として捉えるか、それとも無垢な子供から移り変わり行くことの象徴として捉えるかで大きく評価が変わりそうな気がします。主人公以外の要素についてもですが。
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