私にはなかなかに難しい作品ではありました…
アカデミーは音響獲ったんでしたっけ?
こういうホロコーストの描かれ方もあるのか…💦
タイトルが暗転して残像が瞼の裏に残るプロローグ。
映画始まるんか?というくらい長い長い真っ黒時間。
アウシュヴィッツの隣に住み、塀の向こうのことは意に介さない家族。
ザンドラ・ヒュラーの存在感。『落下の解剖学』の時とはまた違った生々しさ。ちょっと見た目キムラ緑子さんを連想してました。役のなりきり度はどっちもハンパない。
緊張を呼ぶ暗視カメラ的映像。
ラストの音楽は悲鳴のよう。
淡々と進む映像に、嫌な感じの怖さがじわる(動悸も上がった💧)。
体調の良い時に観た方が…と仰っていたフォロイーさんのレビューが頭に浮かびつつの鑑賞でした…
不意に現在のアウシュヴィッツ跡を挟む演出。
清掃の風景が、現在の日常なのだと思うと言葉もない。
夫の吐き気描写が示すものは…。