関心領域のべじのレビュー・感想・評価

こちらから迎えにいかないと全く意味のわからない様なシーンの連続だった

後ろで聞こえる悲鳴や不協和音に最初は嫌悪感を感じていたはずなのに段々内容理解や家族の会話を聞き取るのに必死になって悲鳴の存在を忘れる
途中もはや慣れてしまってつまらないと感じて眠くなってる自分がいて、もう私も悲鳴に関心を持たないヘス一家側の人間になってしまったんだと気付いた時が1番怖かった。

ホロコーストの事を忘れるなよって説教じみた感じがなくて見やすいが故に自分の関心の無さが露呈してしまう
恐ろしい映画だ