実験的で前衛的。
不穏で不快で不安になる音と映像の作り方を研究しつくして、これでもかと繰り出してくる。
最後の方は吐きそうになった。
メッセージ性は十二分。
ただどうしてもこの題材は、一方の意見しか許されない圧を感じてしまうので苦手。
登場人物のキャラクターはそれぞれ誇張された善と悪として描かれ、現代の歴史解釈を元に導き出された解を目の前に曝け出し、それらは洗練された対比の効かせ方で目がはなせない仕掛けが盛りだくさん。
なんか時計仕掛けのオレンジの、ルドヴィコ療法みたいだなって思ってしまった。
A24こわー。