結局カレー

ゆとりですがなにか インターナショナルの結局カレーのレビュー・感想・評価

3.6
8年前のドラマの劇場版。当時話題になってた記憶はありアマプラに映画もアップされたのでドラマから一気見。こらハマるな〜楽しい。

新入社員の頃「これだからゆとりは」の常套句で揶揄されていた90年前後生まれの世代がアラサー中堅社員になって上と下の狭間でもがく様が「わかる〜」の連鎖。かくいう私もゆとりちゃん世代でギリゆとり。あんなにゆとりって言われて悔しかったのに「俺ってゆとりだなあ」って認めちゃう情けなさとか後輩に「これだから最近の若者は」って思っちゃうところとか絶妙に痛いところをついてくる。クドカンはなんでゆとり世代のことこんなにわかっちゃうわけ!?という共感と笑いの連続。

映画版では変わらず小気味いいキャスト陣の掛け合いがみれて面白かったし、私は完全にこのシリーズの茜ちゃんで安藤サクラに惚れちゃったんだけど子育てに悩む様はマジで助演女優賞もん。みんな腹から声出ててキャスト陣の作品愛までもこっちまで伝わってくるな〜。

コンプラ、Z世代、YouTuber、LGBT、待機児童…等時事ネタがふんだんに散りばめられていたけどとってつけたものではなく、これらは2023年を生きてるゆとり世代のリアルを描くための材料に過ぎなくて。笑った笑った、次の時代を生き抜く「ゆとり」たちも期待してます。