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ゆとりですがなにか インターナショナルのnoのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ドラマで見たあの面々がまた見れたというのは本当に嬉しかったけど、映画作品として見た時の駄作感がそれを凌駕しようとしていた
まず山路どうした?
いきなりお見合い?で激ヤバな痛いキャラになってて、そこには自分の知っている山路はいなくて、とても悲しかった
しかも、それを踏まえて最後まで山路がその奇行に反省する様子がなかったのが何より寂しかった
だとしたらLGBTQの授業も、クラスの女子に執拗に責められるアンソニーも、そんな女の子をABCと呼んじゃう山路も、最初に出たきり一回も出なくなった新任の上白石萌歌も全部いらなかった
そこから山路が学ぶことが何もなかった、本当にいらないプロット
マリブは、新しいことにガンガンチャレンジしていく精神というのはちゃんと描かれていたが、本質を突くようなマリブにしかできない、場を整理する力が全くなく、ずっとうろちょろしてるよくわからないやつになっていた
そして本作1番の謎でいらないキャラクターチェ・シネ
後付けのような設定がわんさか出てくる
同僚が性被害で自殺した話しも、だとしたら目の前で今まさに被害に遭ってる赤の他人を助けに行けよ、と思ってしまった
悲劇のヒロインぶって同僚が自殺した話するのもいいけど、言ってることとやってることが全く違くて共感性がなかった
ゆとりちゃんも天然だけど小手先のバカなことはしないキャラだったのに、起業するまではいいが名刺に自分の写真をデカデカ乗せたりチャイナドレス着てアピールするような子ではないんじゃないかなと解釈が一致しなかった
佐倉先生もどんな経緯で大人びたのかわからなかったのもモヤモヤした
あと普通にセックスセックス言い過ぎて、下品で引いた
最後まーちんが「俺は何も恥ずかしくない」とキレイにまとめた風にしたのが納得いってない
それぞれ何か問題があって、でもまーちんもやまじーもまりぶも茜ちゃんも完璧な人間じゃないからボロが出ちゃったりして、でも些細な言葉とかが見つめ直すキッカケになったりして、なんやかんやもがいて前の自分より少し良くなった気がするみたいな、そんな人間模様が好きだったのに、本作では1mmたりとも感じなかった
時事ネタ入れたすぎて私が見たかったみんなの生活は見れなかった、残念
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