85年生まれの同級生で万景峰号に乗って修学旅行に行った友だちがいたので、在日のとりわけ南北の事に関心がわいていた。
済州島の事、朝鮮戦争の事も、南北の分断下にある人々の事、隣の国で関与してきたのに支配国の教育では教わらない事が多いので、自分もそんなに知らない。
自分は特に帰国事業について無知だったので、なぜ友だちはソウルへの修学旅行ではなくて平壌なのか、こないだは友人に聞けなかった。
歴史を学ぶ事は、人を尊重する事で人権は教養だと思うので、その橋渡し役にふさわしいヤンヨンヒ監督の作品を通して、問題を知りたいと考え鑑賞。
自分で疑問を持って知る事ってつくづく大事。
ヤンヨンヒさんは「地球上の人はアウシュビッツの説明をしなくても、みんな分かりますよね。しかも、毎月のようにナチスの映画が公開されている。在日の事もそんな風に4分のテロップ説明なしに語れるようになるまで撮りたい」と話されていて、大きく頷いたり、時々涙を流しながらこの映画を見た。
もっと知らないと、恥ずかしいなと思った。