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リトル・リチャード:アイ・アム・エヴリシングのTKのレビュー・感想・評価

4.2
「キング オブ ロックンロール!!」彼がロックンロールの創始者である、と認める錚々たるロックアーチストたちがとても多いのに驚き、また、認識を新たにしました。彼がデビューした50年代、まだ有色人種にたいする差別が激しく、社会も保守的で新しいものを受け入れ難かったことを思うとまさに彼の存在がロックンロールだったのだろう。60年代民権運動が起こる前の話である。彼が作った曲を彼自身ではなく白人が歌うとヒットしたのは当時の社会を象徴した出来事であるだろうと思った。1935生まれ〜2020年没というから時代の変化を体感してきた人であろう。60年後半から70年代以降のビートルズ、ストーンズ、プリンスをはじめ、プレスリーやジェリー・リー・ルイス、ボーデードリー、ファッツ・ドミノなども彼を称賛している。ほんと、改めて凄い!と思い、彼の軌跡を通じて時代のいろいろな事が想像できる良い映画でした
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