学生の頃、レゲエに興味を持ち、「星とレゲエの島」山川健一著、レゲエの歴史みたいな本を買って読んでいた頃にフィードバック。「レゲエは感じる音楽なんだ」という映画の中の言葉が心に残った。奴隷制からはじめ、黒人などへの人種差別の歴史は近代のことであり、それほど古い事象ではない。人類の歴史は興味を持って調べてみると理性、理屈でない不平等の年数のほうがとても長いのを知ってびっくりする。もう６０歳になるが、自分は日本で平和で恵まれた時代に生きてきたということを今更感じる。発展途上国の国々では未だに独裁、不平等、理不尽がまかり通ることをよく聞く。
ジャマイカのラスタマンというのは独特の宗教観をもっており、自然を重んじるという点では共感を持てる部分も多い。その当たりに対するインタビューも入っており、ドキュメンタリーっぽいところもある。映画が突然終了するのにはちょっと驚いたが、良かった。
