ネバギバちやん

ユニコーン・ウォーズのネバギバちやんのレビュー・感想・評価

ユニコーン・ウォーズ(2022年製作の映画)
2.8
またしても、単館の映画館に行くことになってしまった。
単館には魔物がいる。わたしも、ここに通うたびに、カラダの内側から、マモノになっていくんだ。と、クサイ息を吐きながら思った

今日の映画は、スペインのアニメ。
かわいいかおして、エログロ?てきな感じらしくて、なんだかたのしみだった

5分前に開場するとのことで、ちいさな映画館の前にはひとが溢れていた。
いつものかんじとちがうかんじの客層。
サブカルなかんじのひとたち。変わってるなぁとかおもいながら、いつしかわたしもそこに溶け込んでいた

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客席にはいって、照明がおちて、予告がはじまって、もう本編はじまるーというときに、
遅れて3人客が入ってきた。

いやな、予感が、した。
わたしの中のマモノがもぞもぞと起き出し"警告"をする。

だいたい、こうゆう映画がはじまるギリギリに入ってくる人間は、虎舞竜を巻き起こすんや
なんかガチャガチャやりだしたり、映画中に話出したり、スマホとか鳴らしたり。ぜったいそう。わたしにはわかる。

わたしは、遅れ客を目で追った。
スクリーンの前を横切るとき、ライトがあたり、彼らの顔が見える。外国人のようだった。しかも!
こどもふたりと、母親ひとりのファミリー。
こどもは、まだ小学生くらいのかんじ


いやいやいや。これ、エログロアニメやで?
PG12とかだった気がするが。
かわいいポスターにひかれてふらっと来てしまったスペイン人か? ぜったい、コナンくんのアニメと勘違いしてるやろ!?こども、あかんでぜったい!

映画がはじまる。
どきどきが止まらない。こども、だいじょぶか?
だいたいこうゆうのって、しょっぱなからショッキングな内容だったりするから...


と、おもいきや、かわいらしい映像で、なごやかにオープニングが過ぎていった

おぉ? なんか、不穏なかんじはするが、かわいいアニメじゃん。ほっ。
こどもも、喜んでそうだ。ほっ。よかった


映画は、そのままストーリーがはじまる。
てか、どうでもいいけど、外国のアニメって、かわいいキャラでも、声おっさんだったりするよね。
なんか、日本の声優産業ってすごいよなーこんなかわいいキャラに、ガチおぢの声あてないもんなーとかおもっていると、開始30分くらいで、ゃべー展開に。
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(ここからちょとネタバレ↓)


戦争モノで、みんな腹が減っていき、食べてはいけない虹色虫みたいなのを戒律をやぶって食べてしまう。
と、全員バッドトリップしてしまう。
虹色の幻覚がぶわあーーーて映像になってみんなゲロ吐いて、みたいなかんじで

おとなが見たら、あらあら、てかんじだけど、
これ、小学生で見たら、もうとんでもなくトラウマやん、みたいな怒涛のシーンがそこからはじまる。

案の定、外国こどもたちはNo!Nooo!!みたいなかんじで騒ぎ出し、退出していきました。

いや、退出してくれてよかったよ
そのあとはまぁ、おとなだったらぜんぜん大丈夫だけど、グロみたいな、こどもがみたらトラウマ確定、人格歪むぜてきなかんじでした。

ストーリー自体ははなんだかいろんなことを示唆していて、人間の醜い嫉妬や浅はかさ、みたいなかんじでした。
おとなが見たら、べつに大丈夫だけど。

てかまじで、親よ! ちゃんと調べてからきてよ!わたしもこどものときに見てしまったホラー映画、ずっとトラウマだったりして、ほんとに嫌だったし、結果マモノがこころに巣くってしまったんだよ!!そのせいだよわたしがいまこんななのはさぁ!!

とゆうかんじでした。親よ、ちゃんとして。

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ちなみに、エロはほぼなくて、かわいいアニメキャラの小坊おてぃんてぃーぬがちらりと見えたくらいなので、エロ期待してるひとはあんまりだとおもいます。

おわり。