散歩

ドラキュラ/デメテル号最期の航海の散歩のレビュー・感想・評価

3.5
人の善意と科学と自然を信じる主人公に襲い掛かる悪意と不条理。まあとにかく救いの可能性が全く持てないまま物語が進んでいくのでどうやって冒頭のシーンに繋がっていくのか、それなりに緊張感を持って観てました。古典ホラーに習った見せ方が多くてホラー弱者の自分にとってはラストまで一定の恐さがありましたね、雰囲気も結構良かったですし。でももう少し設定の閉塞感や孤立感を上手に使えたんじゃないのかなって。監督が『ジェーン・ドウの解剖』を手掛けている事を思うと「もっと出来たんじゃないのかなぁ」って思うところもあります。
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