ご機嫌な黄色

ドラキュラ/デメテル号最期の航海のご機嫌な黄色のレビュー・感想・評価

3.7
海の上のエイリアンはノスフェラトゥ🦇
密室(船内)に得体の知れない何かが居る恐怖
虫ダメな人は構えましょう🛡😣
ユニバーサル(ドリーム・ワークス)だからってナメたらあきまへんえ
子どもにも動物にも容赦なくて、注意でもあり、魅力でもあり😄
……ポスターにも‘本当に怖い’ってタイトルよりも大きく書いてあるわ、
親切なのねん

翼でも霧でもカルパチアからロンドンは遠いのでね、
貨物船に乗ってはります
一夜一人、プロフィールを一行づつ明らかにしていくスタイル
船動かす要員のため人数的には節度を持ってチューチューするよ
やり方としては容赦なくバリゴリガンガンしはるよ
人は全滅に向かう中、恐怖と絶望しか感じられないのか、なんとか活路を見つけようと抗うのか

非科学的なこと言ってる者から殺される
信心を自分勝手に扱う者やロマンチックな者はごはんだよ、
理論武装無縁なピュアなものもね
主人公は黒人の医者で、彼は肌の色故に乗船前の人生から理不尽に晒され続けているが、諦めず、理論的に考え、振る舞い、周囲の信用を得て立ち向っていく
その姿勢とプロセスとが、ケダモノへの向き合い方として希望を持って描かれていると感じました
その辺りは原作の恐怖とは別に、
現代に作られた映画としてのメッセージかと
ケダモノを理解したいというのもある種のロマンチックともとれるが、そこは私の語彙力の問題です😥
ラストは安いこと言わないで欲しかったなーとも
訳アリ女性の回復力および雑な医療シーンと併せての減点ポイント

そして、ケダモノのルックスも伯爵のそれではなく、
キモクリーチャーだった……んーーっ😣ノスフェラトゥ型でOKですが、もうちょっと振り切って欲しかった
クリーチャーとしてももっと知性や色気を感じられる姿、もしくは生理的嫌悪感しかないようなもっと醜い姿か、どちらかに
マッパ長身ゴブリンはいただけなかった
美女相手でもないのでこの辺りも七章を現代に映画化した理由なのかしらん

現代人にとっては、バケモノが生み出されざるを得ない感染症に怯えるの当時の衛生状態が一番怖いですがね🐀

不気味な映像美はクリント・イーストウッド作品で撮影監督を務めるトム・スターンによるもの
渋そうなホラーに191席14.5×6.1スクリーンは贅沢だなと思ったが、相応しい画でした
霧の深さ、陽の光に燃える明るさ、美しく怖ろしかったです

到着しましたので、イギリスではクリストファー・リー然とした英国紳士としてご活躍になるのでしょう😊続編たのしみ♡


どうでもいい話としては私は吸血族では岸田森を偏愛しとります
やっぱ人型としては貴族型のが好みなのよ〜
つまり!
続編は着衣ついでにハビエルさん直面バージョンもおたのもうします!ってこと!!!


191席のシアターで、ソロ×3だけ
心細すぎ(´;ω;`)
ご機嫌な黄色

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