このレビューはネタバレを含みます
THE 石井裕也作品⚡️
石井監督、コロナ禍で、自身の周りや社会に対して、沢山の怒りや憤り、『クソがっ！』って思うことが多々あったんだろうな。
そういう感情を何クソ精神で糧にして作品として残す石井脚本が好き！
アベノマスクには、相当腹が立ってたんだろうな笑
前半の、突然恋に落ちるパートはドキドキしたな〜松岡茉優ってこんなに色気がある人だったんだ。
本当に、この世には根っからの嫌なやつがいるのは事実で。
MEGUMIも三浦貴大も、純度100%の嫌なやつ過ぎて、この2人の好感度下がらない？って心配になる程の演技でした笑
仲野大賀は、『まっすぐな良いやつ』のイメージが今日本で1番強い俳優では？（ドラマ『いちばんすきな花』でも）
27歳で、俳優という夢を追い続けて夢破れ、無理矢理笑いながら自ら命を絶つ役、悲しいほどにハマってました。
共にシークレット配役で、お父様との共演もあったのが、粋だなあと。
池松壮亮と、松岡茉優、それぞれの感情を爆発させるような演技が元々大好きで。
やっと2人の掛け合いが見れた、最高でした。
恐竜の話が止まらない池松くん、池松ファンとしてはサービスシーンをありがとうございました🦖笑
若い男女が出会っての愛の話かと思ってたら、家族の再生・愛の話でした。
この映画の主題歌が初期のエレカシなのも、めっちゃわかる。
辛く苦しいコロナ禍があったこと、みんなだんだん忘れていってるけど、確かにあって、みんなそれぞれに苦しみを抱えていたよ。
それを忘れさせない映画を、ありがとうございました。
