このレビューはネタバレを含みます
普通に生きている人々は全員俳優だということを、全編通して教えて貰った。その通りだと思った。最初はカメラを向けた時だけ仮面を被るイメージだったけど、そんな簡単な話でなくて、たとえ血の繋がった家族でさえ偽りのない姿を見せることがこんなにも難しくて、だからこそその壁を超えた先は何にも変え難い愛が生まれるんだなぁと。家族に限らず友達恋人上司同僚。
ただ、その壁を壊した先には性格上本当に合わない人も当たり前にいて、そういう関係性から割り切って次へ行くための手段としても素直になる、正直になる事が重要、、
1番単純で1番簡単そうだけど、1番難しい。
全員が真実を偽る家族だからこそ、お母さんの死別が最後まで真実かどうかが判断つかない演出はモヤモヤするけどこの映画の醍醐味でもあるのかな。