おどろきの白鳥

北極百貨店のコンシェルジュさんのおどろきの白鳥のレビュー・感想・評価

4.1
絶滅動物の擬人化がかわゆい。
いつもお客様の気持ちに寄り添って努力する秋乃を応援したくなる感じ。

接客シーンがメインで派手なアクションはほぼないのですが、動きがよかった。
秋乃の慌てる感じや、身の躱し方、ペンギンのエルルの滑空シーンなど、優しさが伝わってきて心地よく観られます。

観ていると、(エルルによる創業理由は語られますが)なぜ絶滅した動物たちが生きて人間の格好をして買い物に来るのか?という疑問がわくのだが、その解はない。
死後の世界なのかもしれないし、ファンタジー世界なのかもしれない。
「まぁ、『不思議の国のアリス』的なものだろう」と、ふんわり優しい世界を肯定さえすればよく。
短編漫画を連作にして、70分程度にまとめたものと受け止めれば、それだけでいいんじゃないでしょうか。