◆タイタニック
「どんなカードが配られても、それが人生。」
"夢の船"と言われたタイタニック号がいかにして海の底へと沈んでいったのか。検証では測れない実際の記憶と様々な真相を、生存者の話から紐解いていく。
今更ながら超名作を鑑賞。とても名作でした。なんて事ないシーン一つひとつが丁寧に作り込まれている。
前半90分かけて時代、文化、思想階層、人物、設定をじーっくり練り練りして、後半いっきに船ごと沈める。
ディカプリオのイケメン具合はもちろん、ジャックの生き様と肝の座り方、そして自分にとっての正解があれば迷わず突き進む姿に痺れる。
船長、設計者、貴族、成り上がり、一攫千金を狙う貧民、恋人達...
群像劇かつ各々の描写は多くないのに、一つのシーンだけで心情が深く伝わる。これがハリウッド映画だと言わんばかりに。
2024年鑑賞64本目