歴史的事実を基盤に、身分制度・心理描写・舞台美術を楽しむ有名作品。
スクリーンかテレビロードショーで観るのにうってつけだと思う。
絶望的な状況の中で徳のある人を見つけては嬉しくなり、悲しくなる連続。
同じ状況に立たされた時に自分はどうするのか、似たような状況としてどのようなことが考えられるか等、生きるうえでどうすべきか何を考えるかの材料として非常に魅力的。
現実味を帯びさせるために救いのない状態を容赦なく描きつつ、悲惨な状態の死体を明瞭に写さないことで観客の精神に配慮しているように思える。(実際はそんなにきれいな死体ばかりではないはず)
金曜ロードショーにて久しぶりに鑑賞した。
個人的には好きになれないヒロインとエンディング。