Unashamed

I Like Movies アイ・ライク・ムービーズのUnashamedのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

この主人公なかなかの厄介オタクのような気質で学生時に禊ぎとしての人への許容範囲広げる過程が多分無くて極端に狭いタイプ。映画が大好きで、ずっとどこか田舎の環境で同じ趣味を持つ仲間とも出会えてない(親友がいるけれど、彼ほど熱狂的ではない)。
おかれておる境遇の辛さや、挫折と続き、ただ彼がそんな踏んだり蹴ったりな状況でも唯一それでも歪まない才能があってそれが「映画を純粋に楽しむ心。」

最近、もはや英語学習教材と化してきて、自分自身なぜ映画を観ているのか、一体この時間になんの意味があるのか等、一番やってはいけない自問自答タイムに入っていたが、映画を見る前日に書いたノートで「映画を見るのは自分にとって孤独からくる寂しさゆえのコミュニケーションの手段として頼っている」と書いたのを思い出した。

彼ももしかすると孤独を癒す為、誰かと繋がる為に好きになった気持ちはいつのまにか肥大化していったのかもしれない。

大泣きするわけでもないし、大爆笑コメディでもない湿気た独特の倦怠感のある映画だったが、その生々しさが逆にとても心温まる雰囲気で北米特有のあのスーパーに広がるすえた臭いがするような独特の温かみのある作品だった。
Unashamed

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