私自身も、人間関係よりも映画との関係性を重要視していた中学校高校生活を歩んできたので、この映画を見るのは非常に痛い。ティーンエイジャーなかなか酷な映し方をする映画。最近だとスージーサーチなんかも、主人公に共感から徐々に引いていってしまうTEENAGERを描いていた。意外と、こういう描き方をしたほうが、同世代に刺さるのかもしれない。親にもバイト先にも友達にもとにかくひどい。痛いぞ、お前ら！とめちゃくちゃ刺しつつ、少し優しい眼差しも忘れない。あの友達とのラストは刺さりますね。目の前ではああいう態度とるしかないよね。フラグ回収の映画とも言える。やらかすよなぁと思っていたら、ちゃんとやらかす。冒頭から痛い自主映画が流れて、その後もちゃんといたいコメント。痛さパーフェクト。
