2003年のカナダが舞台。
映画ヲタクの高校生ローレンスは映画を勉強する大学に行くため、レンタルビデオやさんでバイト。
ローレンスは映画愛に溢れ、
親友と映画制作をしているけど、人を見下したり、
人の話を聞かなかったりする
性格に難ありの男子。
でも彼の抱えたものが見えてきたり、店長アラナと関わることで変化が見えてくる。
ローレンスの抱えた苦しみや
アラナの傷が明らかになって
くると、それでも夢に向かおうとする二人が愛おしくなっていく。
ローレンスの変貌、アラナの転向、映画のセオリーのような変化に胸が熱くなり、涙してしまった。
後で聞いたら、ローレンスは
若い頃の監督自身であり、
アラナは大人になった監督。
過去の自分と大人の自分が対話
するという構図に惚れ惚れする。
レンタルビデオやさんの小道具も実際に使われていたものだそう。
レンタルビデオ世代には懐かしく、映画好きには、自分を見ているような部分が多いかも。