Makiko

乱れるのMakikoのレビュー・感想・評価

乱れる(1964年製作の映画)
3.5
高峰秀子の首から上だけをアップで中央に据えたショットがいくつかあって、シネスコだからすっごい贅沢な絵に見える。シネスコ映画は横長の広々画面を活かして、ロングショットで人間が縦横無尽に動き回ったり、大自然をパノラマで映すようなものが多いのだけど、本作では人の顔をわざわざアップにするんですよ(写真だと“日の丸構図“と呼ぶが、映画だと何というのだろう)。またそれがラストのあのクローズアップへの「溜め」であるようにも思える。じれったいねぇ〜。
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