Makiko

哀れなるものたちのMakikoのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.9
スコアだけ付けて数ヶ月放置してたんだけど、3.9って自分にしてはかなり刺さった部類だから何でだろーって思ったら、「わかりやすい」からかもしれない。
以前同じ監督の『女王陛下のお気に入り』を観たときはあまりピンと来なかったから、ヨルゴス・ランティモス作品=難解というイメージがあり、今回そこをクリアできた喜びで勢い余って高評価にしてしまった。けれども、思い返せば女性同士の連帯の描写も丁寧とは思えなかったし、少なくともフェミニズム表象が得意な監督ではないな、と思う。ポスト・フェミニズム映画と評されているレビュー記事を見たけど、そう言われるのも無理はないんじゃないか。
自分の記録として、評価はこのままにしておくけど、繰り返し観るほどではないかな。エマ・ストーンの「やったるで」感は確かに賞的には強いんだろうけども。
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