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四月になれば彼女はのcinephileのレビュー・感想・評価

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)
4.0
永遠の愛はあるのか?と自問させられる映画

舞台挨拶の会場行きたかったけど外れて渋谷から生中継付きの会で見た。

結婚を控えた藤代と弥生だが、弥生が突如失踪。同じ頃かつての藤代の恋人の春から一緒に行く約束をしていた旅先から手紙が届く。

劇中ではウユニ塩湖、プラハ、アイスランドなど綺麗な光景が映されるけど、そういう綺麗なものを見てほしい、一緒に見たいという気持ちが愛だとすると、春は最後まで誰かを愛していたかったのかも。

そういった気持ちや思いの共有を怠ってしまった結果が俊と弥生なんだと思う。

2人の家の排水溝が詰まっているのは気持ちのすり合わせというタスクが溜まりに溜まっていることの表現のように見えた。
弥生が失踪した後に詰まりが無くなるのは俊の中にもうタスクが無くなってスッキリしたという気持ちも合ったからなのかなと感じた。

人と人の愛し合う時間の尊さを教えられる映画だった。
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