ゆ

四月になれば彼女はのゆのネタバレレビュー・内容・結末

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます


前情報は何も入れず、ただ主題歌が好きだから、気になって観に行った。

映像がとにかく綺麗だった。
監督は米津玄師のlemonとか、映画主題歌の藤井風の満ちてゆくのmvを手がけた人。
映画自体がミュージックビデオみたいでとても素敵だった。


でもストーリーにはあまり共感できなかった。同棲して結婚の約束もしていたのに、ある日突然姿を消してしまう弥生。藤代には何も伝えずに元カノに会いに行くのも、元カノがいるところで働くのも、ん?って感じだった。そして出先からわざわざ手紙を寄越すのも、ん?
弥生「実はわたし、あなたに会いにきたの」
春「知ってました。(気づいてました)」
ええなんで知ってんの、ってなった。
物語でしかありえないよなーと、全く感情移入できなかった。


弥生がグラスを割ってしまうシーンについては、2人の関係に亀裂が入るのを暗示してるけど、思い出のあるものをさらっと片付けられたら、たしかに嫌な人は嫌か、って思った。

タイトル「4月になれば彼女は」についても、“4月”が何か彼女にとって大きな意味を持つのかと思っていたけれど、覚えている限り、“4月”というワードが出てきたのは1度だけ。「弥生の誕生日が4月1日で、自分だけ前の学年の押し込まれるのが嫌だった」という点。え、それだけ?って思っちゃった。
他の「4月」の要素を見逃してるだけだったらごめんなさい。

「愛を永遠に終わらせない方法は手に入れないこと」?ってあったけど、それもちょっともやもやした。でも弥生が言ったそれが、春と藤代の関係とリンクしてたんだなって思った。


映画のストーリーにはモヤモヤが残りまくったので、今度ブックオフで原作探して読みます。
ゆ