レーサーを夢見るゲーマ―のヤンが日産のGTアカデミーを経て夢を叶えるまでの実話。
今年の3本には入る最高の映画。
映像、音、登場人物などをうまく使った現実の世界とゾーンに入った状態の表現の仕方が絶妙。
レースシーンは全部やけどゲーム中やカーレースでの現実とゲームの行き来みたいな映像は特にすごかった。
キャラクターも全員魅力的で特にジャック・ソルターとヤンの父親が最高。
ゲーマーにはレースは不可能だと言い切っていたアカデミー鬼コーチのジャックがヤンのデビュー戦で"Pretty great..."といったシーンはジャックの正確を踏まえると堪らん。
また、夢見るヤンに最初から現実を突きつけ続ける父親が、ヤンが独り立ちして活躍し出すことで自分の間違いを認めていく姿もかっこいい。ヤンがレーサーを目指したのはそんな父の影響でもあったし。
最後の謝罪シーンはさすがに泣く。
主人公のヤンの周囲にいる人たちがみんなヤンを認めて最後全員で応援する様子も大好き。
なんならヤンよりジャック含めヤンの周りにいた人物がメインでもいいくらい。
後にファクトチェックしたらやっぱり多少の脚色（順序の違いなど）はあるものの、アカデミーの様子や事故のシーンなどは実際の映像そのものだったりかなり忠実に再現している。
映像も音もレースシーンの迫力も、あと東京でのシーンも、すべて最高でした。
