黒人でゲイのシャロンの半生を3つの場面に分けて描いた物語調の映画。
幼少期は母がヤク中で自分が気付かん間に周りにゲイであることを察されていじめられる。
そのせいで寡黙でいっつも下向いてるシャロンがある日フアンて男の人と出会う。
そのフアンと妻のテレサに可愛がられそこの家にいるときだけ安心できた。
青年期も相変わらずいじめられてたけど、唯一の親友ケビンと海で話してるうちにいい感じに。
でもある日そんなケビンが悪い奴らに言われてシャロンを殴る。
怒りが爆発したシャロンは翌日いじめっ子のボス的なやつを椅子でボコボコにして捕まってしまう。
成人後、見違えるほどたくましなったシャロン。
亡くなったフアンの影響からか、見た目も似せてフアンとおんなじ売人になってた。
ある日母から再会したいとメールが届いて会うことに。
そこで母の謝罪を受け入れて仲直り。
またケビンから殴ったことの謝罪の電話も。
そんでケビンとも再会してシャロンは今まで隠していた本当の自分(ゲイでずっとケビンを思ってたこと)を打ち明けた。
ヘイトユーギブみたいな黒人差別問題の映画とかではなく、黒人しか出てこん中で描く黒人の生活とかLGBTに対する偏見とかをテーマにしたちょっと変わった映画。
淡々と進んで見終わった瞬間はもやもやしちゃう。
終始口数が少なくてくらいシャロンとは対照的な色使いが印象的。オシャレ。
最終的にシャロンが自分を取り戻すことができるきっかけとなったフアンとのシーンがめっちゃいい。
フアンの「自分の人生は自分で決めろ」ってメッセージが、黒人ってゆう何にも染まらん黒色とリンクして最後までめっちゃ強く残る。
