デヴィッドハーバーの名演が光る。
イコライザー1の汚職警官マスターズ役が好きだが、今回彼が演じているのはワイルドさはそのままに、だが後進の育成に尽力する熱い男だ。
デヴィッド演じる忘れられない過去を持つジャック、ゲーマーをレーサーにすることに懐疑的な姿勢だったのが徐々にその才能を感じ取って行く様子、また今まさに自身と同じ道を辿りそうな主人公に向き合う姿勢がとても感動的。
レースの数々も迫力があって上がる。
あの耳に突き抜けるエンジン音や、タイヤの焦げた匂いが伝わってくるかと思うほどの臨場感は劇場ならでは。
実話ベースなのも驚きと興奮を湧き立たせる。