グランツーリスモのjoniseのネタバレレビュー・内容・結末

※ドライビングゲームでトッププレイヤーの主人公:ヤン・マーデンボローが、プロのレーシングドライバーになって活躍する物語

正直そんなに期待していなかった分、とても楽しめた。監督が『第9地区』のニーム・ブロムカンプで、他の作品だと何処となく『第9地区』ぽい要素(設定や見せ方)があり、癖のある監督だなと思っていた。
ただ本作はそういった癖を全く感じさせず、それでいて面白い作品に仕上がっていたのは意外だった。
また何より『グランツーリスモ』のゲームについて、全然知識がなくても楽しめる作りだったのは良かった。

個人的にはレースシーンで、主人公がTVゲームでの経験を活かして前の車を追い抜くシーンを矢印で見せたり、また主人公が乗っている車の上に順位をゲームぽく表示してくれたのは、判りやすくて見やすかった。
本来ならダサい演出になってしまいそうだが、ゲーム映画ということもあって、全く気にならず上手いなと思った。

ストーリー展開は全体的に『トップガン』第1作目ぽい感じだった。また24時間耐久レースシーンで、GTアカデミーの面子が来る展開は熱かった。
あとGTアカデミーの教官役を演じたデヴィッド・ハーパーが、とても良い味を出していた。