クリーム

ふたりのマエストロのクリームのレビュー・感想・評価

ふたりのマエストロ(2022年製作の映画)
3.0
ライバル関係にある著名な指揮者同士の親子の話で、コメディなのかドラマなのか中途半端に思えました。そんなに笑えるコメディじゃないのに現実離れしてて、うーん、好みじゃなかったです。
劇中、主人公が小澤征爾さんが指揮する映像を観てるシーンがあって、そこは日本人として嬉しかったです。

父·フランソワは、輝かしいキャリアの大ベテラン指揮者。息子·ドニは今大注意の実力ある指揮者。 ある日、父へ世界最高峰ミラノ·スカラ座の音楽監督就任の依頼が入ります。しかし、秘書の手違いで、ドニに依頼する筈が、父に連絡してしまったので、ドニから父へ話てくれと言われるのですが…。



ネタバレ↓



父の長年の夢だった仕事と知っているドニは、中々言い出せません。その間、父は有頂天。
ドニは、手紙を書いて伝え様としますが上手く行かず、息子がその手紙を読み、元妻の耳に話が入り、直ぐ伝えるべきだと言われますが、言えずにドニはオーケストラのヴァイオリニストに推薦されている女性の演奏を観に行きます。
するとフランソワも彼女を自分のオーケストラに来て貰おうと彼女と話始めます。ついにドニは母親に誤解を伝え、母がフランソワを連れ出し、指揮者に選ばれたのはドニだったと察します。
フランソワはドニと話し、お互い今までの不満をぶちまけ、ドニが自分の本当の子供ではない事まで話ます。
そして、スカラ座の演奏会当日。フランソワは現れません。最初の曲が始まると、舞台袖から指揮者の格好をしたフランソワが現れ、ドニの隣に立ち、指揮棒を振ります。最初は面食らった観客も大喜びで終わります。


観賞後の感想
(酷評してます。この作品がお好きだった方は、読まないで下さい)


あり得ない設定だから、コメディって言ってるだけに思えました。
スカラ座が、依頼を間違えるなんてそもそもないし、あったら自分達で尻拭いする。ラストに飛び入りの指揮者が現れるなんて、計画してない限り絶対ない!
もっと笑える内容なら、コメディね~で済むけど、面白みが解らなかった。何処が面白かったのか?一度も笑わなかった。後、父と息子の和解が雑過ぎたし、今まで隠して来たのに急に自分は本当の父ではないと勢いで話すのも理解出来ない。
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