だいごろー

瞳をとじてのだいごろーのレビュー・感想・評価

瞳をとじて(2023年製作の映画)
4.2
@ヒューマントラストシネマ渋谷

あの日2人を繋いだ本が巡り巡って持ち主のところに戻ってくるように、人生は旅であり、出会いや別れを繰り返しつつも、いずれ再び巡り合うことはきっと必然なのだろう。そうであって欲しい。
突然失踪した俳優、そしてそれ以来撮れなくなってしまった監督…ビクトル・エリセ監督自身の人生と重なるように、色んな人との再会を経て、最終的に映画館に戻ってくる展開だけで泣けてくる。そして最後は、映画というものの奇跡を信じずにはいられない僕たちの人生とも重なる。そんな映画だった。