瞳をとじての歩く肉のレビュー・感想・評価

まさかリアルタイムで新作を映画館で観れる日が来るとは思いもよらなくて、なんとも感慨深い。エリセはもう映画を撮るつもりがないんだと確信させるくらい、彼の映画人生の総決算に見えた。いままでの監督作を映画の中に甦らせていて、幾層にも重なるメタ構成にとても切なくなった。ラストに震えた。もしこれが彼の最後の映画だとすれば、これほどの有終の美も無いかもしれない。ありがとう、エリセ。

• #*24映画館