neroli

瞳をとじてのneroliのレビュー・感想・評価

瞳をとじて(2023年製作の映画)
4.2
◼️「私はアナよ。」◼️
 
 
このセリフは!!!
 
同監督作品『ミツバチのささやき』(1973)のアナちゃんがアナさんに〜!!

当時5歳にして主演を務めたアナ・トレント氏が、本作『瞳をとじて』では主演俳優フリオの娘アナ役で出演〜
 
懐かしい人に会えた気分で、嬉しかったな〜♪
 
 
 

◼️『瞳(目)をとじて』呼びかければ”精霊”(=記憶)に会える〜◼️
 
 
『ミツバチのささやき』の中で、姉イザベルは、妹アナにこう教えます。
 
「フランケンシュタインは精霊。
精霊は目に見えないけど、目を閉じて呼びかければいつでも会える。
”私はアナよ”と。」
 
 
そして、本作『瞳をとじて』のラスト。
 
記憶喪失になったフリオの記憶を、映画監督の友人(エリセ監督の投影?)や娘(アナ)たちが一生懸命思い出させようとします。
 
『ミツバチのささやき』ではフランケンシュタインを”精霊”と言っていたけど、『瞳をとじて』のフリオの”記憶”は魂に近い概念かな〜
 
つまり、”精霊”=”記憶”と解釈しました〜
 
「フリオの記憶は今は目に見えないけれど、目を閉じて呼びかければいつでも思いだせる。」とラストシーンは言っているのか?
 
つまり、ラストのフリオは映画の後、記憶を思い出したんじゃないかな〜💡
 
 
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