映画『別れのまなざし』に出演した俳優が失踪した。
その行方を追ってミゲルは自身の過去、そしてTVにも出演して探ると意外な情報が。
普通30年以上も疎遠になっていれば、相手のことを忘れてしまいそうだが、意外なほどあっさりしたものに。
2時間50分近くあるので、かなりのんびりとしたカメラワーク。
長回しも多く、途中寝てしまいそうになるほど。
それでも最後に残ったフィルム上映で明かされる事実。
若き日の自分を見ることで、その時を思い出そうとする。
だからこそ瞳を閉じることで、過去に思いを馳せていく。
映画としては長すぎるなど欠点もあるが、フリオやミゲルのような年齢になってみると味わい深いのかも。