久しぶりのマブリー。
『犯罪都市』、まさかの第3作目。この感じ、、、次もあるのかな。
広域捜査班のマブリー。
細かい手続きや取り調べ、調書、管轄、それらあれこれをすっ飛ばして邪魔者を薙ぎ倒しながら犯人の追撃を絶対に辞めない“ぶっ飛ばし過ぎ”の捜査官。
この3作目ともなると、マブリーから殴り込みをかけに行っているというよりも、相手の注目が勝手にマブリーに集中していって、周りの方から向かってくるかのような。
それを「え〜、、、めんどくさ」みたいな感じで張り倒す。
毎回彼がいると場が荒れるから途中までは彼も大事にしないように穏便に済まそうと心がけている節があるが、周りが次々にやってきて彼をほっとかないので、向かってくる相手に対してはもう諦めの境地で返り討ち。
捜査としてはギリギリのラインで取り調べたり、自分の業務範疇ギリギリで“広域”に出回ったり。
いつも彼が正面突破の最短距離で行くもんだから、周りがいつも終わった後にやってくる始末。
応援が来なかろうが、相手がどんな人物でどんな凶器を持っていようがどんな目的だろうが、そんなことはお構いナシ。
犯罪の臭いがする方へどんどんどんどん突っ込んでいく痛快で爽快なマブリーの韓国刑事シリーズ。
そんな今回のシリーズはなんと日本のヤクザ絡みの筋書き。青木崇高、國村隼が登場。
彼ら以外はやや日本人設定に無理がある人材が登用されているが、日本人としてはなかなか気分が盛り上がる設定で良かった。
このシリーズは最後にマブリーが相手側の破天荒な荒くれ者を駆逐する大立ち回りが爽快。
だから個人的には青木崇高はもう少し強くて喰らいつく設定だったらもっとワクワクできた気はする。
ただ、青木崇高と國村隼の日本ならではの凄みはしっかりあって雰囲気はあった。
それと、1作目、2作目でマブリーと一緒に奔走した仲間たちが今回は少し少ない。よりマドンソク1本に寄せた感じ。
とはいえ、相手側には韓国勢もいれば日本勢もいるので敵は多い。
これはこれで彼の見どころが増えて良かったけど、仲間のチームワークとか、仲間たちがあれこれやってる中で“真打登場のマドンソク”感がもっと観たかった。
日本もTVドラマでは刑事モノはいくらでも長く続くシリーズがあるので、これも是非もっと続けてほしいシリーズ。
マブリーの腕っぷし、強過ぎる。生身でアメコミヒーロークラスのスーパーパワー刑事。
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TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
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別視点で色々映画について書いていこうと思います!ご興味ある方は是非お待ちしております!
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