このレビューはネタバレを含みます
スタンリーの復讐劇みたいに観えるな、この作品はやっぱり。。
この作品をやる意義とか面白さみたいなのは個人的にはすごく難しいんだけど、観てる側からするとブランチが本当にかわいそう。スタンリーとかミッチみたいな態度取れない。
最後の見知らぬ人の親切に頼ってきたという有名なセリフが、見知らぬ人=観客のようにも思えた。深読みしすぎかもだけど。
こんなことあっちゃならんな、とは思う。そうお客さんに思わせるための芝居、、としか今は思えない。。。
スタンリーやミッチの立場に立てば、気持ちはわかる。ミッチはもう少し何とかならんかとも思うけど、信じてたのに裏切られたという思いもわかるし、こんなに嘘ばっかの相手と結婚はできないのもわかる。一旦は怒って約束の時間に来なかったけど、またやってきたのは、ほぼ確信してるけど、本人の口から真実を知りたい、気になって来てしまうのもわかるし、今ここで決定的な事実を彼女の口から聞きたいんだと思う。でもいざ彼女の口からとんでもないこと聞かされると、圧倒されるのかもしれない。。もうすぐ死にそうな母を喜ばせてあげられるような相手ではないし、自分の手に負える相手ではないとも感じるだろうな。。。
更生のためにロボトミー手術をさせたのかなと思うけど、スタンリーに関しては復讐したかったのでは??と思わされる。
昔ある男性の演出家に、最後手術を受けてひどい状態にさせられたとしても、それでもスタンリーに会わない人生より会う人生のほうがよかったと思う、と言われて、おれはそのときはよくわからずへえーと思ったけど、その場にいた女優さんが後々、男の意見ね、と言ってて笑った笑