さくぞー

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。のさくぞーのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

日アカに入っちゃったし、観ずにイジるのもどうかと思い鑑賞。
しかし日アカがキショいのはヒットしなかったら一部門も入れなかったんだろうなという点。まあ45億狙えるヒットになったら無視できないのも分かるが。
観る前は松坂慶子の助演女優賞に違和感しかなかったが、観た後だと伊藤健太郎の助演男優賞の方が違和感ある。あんな出てこないとは。
水上恒司は顔めっちゃ好きなので人気になって嬉しい。

期待値の低さや、懸念してた戦争や特攻についての描き方も、想定よりはしっかりしていた。
ワンシーンしか出てこない警官にベテランで知名度もある津田寛治を配役し、ヘイト枠にせず「あの警官も悪くないのかもしれない」とした点には戦争を描こうという気概を感じた。他にも特攻隊の仲間同士でのぶつかりあいの内容や、主人公が助けた孤児の少年の空襲での死体を映したり、10代が戦争について入る作品として悪くないかなと。トットちゃんやこの世界の片隅になどと合わせて観てほしいが。
特攻隊メンバーのキャスティングとネーミングが良かった。

そのため評価が上がりきらない理由はタイムスリップのタイミングなどの雑さや、エピソードの順番など構成があまり綺麗ではない。特に序盤がダルすぎる。帰ってきてからも、先生になる→小学生たちの修学旅行で博物館に行く順番の方がいいんじゃないかなと思う。
舞台がどこなのか明言されないのが地味にストレスだった。鹿児島だろうけど。
あとは言うほどタイトルっぽい内容じゃなかったが、これは書籍化に際して改題されているので仕方ない。
百合がウザいのはまあ、そう。母親とのくだりは原作の中学生→高校生にしたせいで百合へのヘイトがかなり溜まる。さすがに高三で親から酷い扱い受けてるわけでもないのにあの態度はよくない。嫌味を言うクラスメイトはいるが心配してLINEくれる友達もいるし。

映像はノスタルジックを感じられるくらい綺麗で、メイクや衣装の美術なども綺麗すぎず汚すぎずでいい感じ。空を飛んでいる飛行機はかなりクオリティ低いかなあ。
エンドロールの主題歌、英語じゃないのに歌詞出すのやめようや…。

映像:=====B
脚本:====C
編集:===D
俳優:======A
人物:=====B
音楽:=====B
音響:====C
【MVP】佐久間彰
さくぞー

さくぞー