哀れなるものたちのかつにぃのネタバレレビュー・内容・結末

男性に自由を抑圧された女性の話。
オープニングクレジットからテーマを示唆する檻のフレームでお洒落に仕上げるセンス。
ベラは赤ん坊の頭の頃は自由奔放ではあったが言葉と知性を身につけるようになると段々とその自由を奪われていく、しかもそれも男性によって。
まだまだ現代は男性社会なのか、いやラストの展開が示唆するようにこれからは女性が優位に立つのか。
フェミニズムあっぱれの映画であり、社会の中の権力への批判も描かれている。昨今の戦争を愚かにも主導しているのが男という見方がアカデミー会員に多ければ作品賞もありうる。

でも一番はやはりダンスシーン、自由に踊るベラをダンカンが制す、テーマを理解してあのダンスを作り上げていったのがエマならすごいよね、アカデミーの主演は確実。