はむらび

哀れなるものたちのはむらびのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
5.0
傑作。怪作。これはかなり好き、めちゃめちゃ好きな映画だった。

ちょっとエロすぎる(映倫どうやってクリアしてるんだ?って思うこと多々)が、撮影、衣装、美術どれもホントに最高で、その中でウィレム・デフォーやマーク・ラファロを完全に置いてきぼり(彼らの演技もめちゃめちゃいいのだけれど!)にして暴れ回るエマ・ストーン凄まじい。見ていてあまりに爽快。

成長と共に良識や人間の営みに疑問を持ってベラなりの答えを見つけて幸せにたどり着く。ベラ、ダンカン、ゴドウィン、マックスたちが描く物語は、哀れな哀れな人間模様とその生き様なのだが、それはそれは自由で美しい話だった。
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