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哀れなるものたちのるのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

映像がとても美しい
そして衣装も素敵

自殺した若い女性のお腹にいた子供の脳を
子の母に移植して育てる
見た目は大人だが中身は子供
そんなベラの成長の物語

自分の体だから娼婦として体を売ってお金を得るのも自分の自由という発想は私にはなかったので衝撃的だった
体を売ること自体が良いか悪いかはともかく
一部男性が女性が体を売ることに対して
非常に嫌悪するのは自分の子孫が残せなくなるリスクを察知しているからなのかなとふと思った

ダンカンは途中もはやちょっと可哀想ではあるが逆にお金の話が問題になる前に嫌にならないのもすごい
船で出会った2人が素敵
ゴッドは倫理的に許されないことをしているが
ベラを異性ではなく保護者として大切に育てたからこそベラが最後に帰る場所になれたのだと思う

大人になってやったことない何かをしたいという強い思いが年々薄れて行っているので
目をキラキラさせて外の世界を夢見るベラを見て
子供の時の気持ちを少し思い出した
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