ふぇり

哀れなるものたちのふぇりのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.1
打倒家父長制SF寓話として楽しく観た。

設定はかなりグロいしセックスシーンもめちゃめちゃたくさんあるけど、独特で美しい世界観と相まって不快さはほとんどなくて不思議。

閉じ込めたり思い通りにしようとしたり支配したりする男たちから飛び出して、世界を見て知識をつけ、喜びと悲しみと憎しみを知り成長していくベラがカッコよかった。エマ・ストーン素晴らしかった。

ゴッドとマックスへの眼差しが意外に優しい?と思っていたらもっとヤバい人が出て来て腑に落ちた。美しい衣装もお人形として着せられてる感もちゃんとありそこもよかった。

滑稽さと哀しみでぐちゃぐちゃになってたマーク・ラファロ、ダンスも含めて最高だったな。

映画を観た!という満足感はあるけどそこまで好きではなかった。
ふぇり

ふぇり